まずはギターの歴史から!!

はじめまして。JOYミュージックスクールのギターコースです!今日から、ギターに関する様々な話題をこのページでとりあげて行こうと思います。レッスン的な内容あり、雑談的な内容あり、リクエストや質問などにもお答えしながら、盛りだくさんの内容で行けたらと思っていますので、みなさんどうぞよろしくお願いします!

ギターの歴史(超ざっくりと)

さて、第一回目はまずいろいろギターの歴史についてざっくりと紹介してみましょうか。

何故ざっくりなのかと言いますと

ギターの起源は、なんと紀元前3700年あたり前まで遡るらしいので(笑)

細かく振り返っていると、一生かかっても到底語りつくせないほどの長い歴史とドラマがあるのです。

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下の写真の楽器はギターの先祖にあたる「リュート」という楽器。

バッハやヴィヴァルディなどバロック期の作曲家たちがこの楽器のための曲を書いています。

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しかし、ギター(リュート)という楽器は他の楽器に比較しますと「音量が小さい」ゆえ、オーケストラ楽器などとのアンサンブルも難しく、どちらかというと部屋で少人数相手にささやかに楽しむような地味で孤独な楽器でした。

室内楽が中心だったバロック期以前は、リュートのための曲もポツポツ書かれていましたが、モーツアルトやベートーベンの古典期に入りますと、よりダイナミックで迫力のあるオーケストラ曲や交響曲などが作曲家の重要な仕事となり、小さなギター(リュート)のための曲は、一部のギターに特化した作曲家を除いては、ほとんど書かれなくなります。

ヴァイオリンやピアノと言う楽器に比べると、ギターは非常にさびしい扱いを受けてきたと言えるでしょう(笑)

とくにクラシック音楽においては。

さて、一気に時代をジャンプして、ここ100年くらいの近代ギター史をざっと概観してみましょう。

エレキギターが登場する以前の1900年代初頭、あいかわらずギターは部屋で歌の伴奏をしたりするようなこじんまりとした存在でした。

なので1920年代くらいまでのギターは、ボディも小型で可愛らしいものが多いです。

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小型の古いギター。「パーラーギター」「ニューヨーカースタイル」などと呼ばれたりもする。

しかし、ジャズやポピュラー音楽の発展に伴い、公会堂など大きめのホールでのコンサートが頻繁に行われるようになると、大きなホールでも響くように、アコースティックギターでもボディや音の大きいものが普及するようになります。そのもっとも代表的なギターがアメリカのマーティン社D-28というモデル。みなさんが聴かれるプロのCDのアコースティックギターの大半の音はこのモデルが使われていると言っても良いほどに、「アコースティックギターサウンドの基本」とされています。電気ギターのない時代に、いかに大きく豊かに響かせるか、という知恵が、電気が普及した現代でも、やはり土台となっているわけですね。

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1940年代ごろから、徐々にマイク(ピックアップ)でアコースティック音を電気的に音を増幅する技術が普及していきます。エレキギター初期の時代は、フルアコ―スティック構造(通称フルアコ)のエレキギターが主流で、ジャズやポップスのギタリストたちが好んで使いだしました。

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フルアコ。甘い音色でジャズ音楽などにぴったり。

1960年代にはいると、ロック音楽の世界では、より刺激的で、より音量の大きな楽器の需要が高まり、アコースティックギターのような共鳴胴を持たずハウリングに強いソリッドタイプのギターが人気を集めるようになっていきます。ギブソンやフェンダーといった大手メーカーから様々なメーカーやモデルが登場し、今でも人気のレスポール、ストラトキャスター、テレキャスターなどのモデルは、ほとんどこの時期(50~60年代)に作られました。

さきほどのマーティンD-28もそうですが、50年以上経っても、まったく色褪せないどころか、現代のギター弾き達を魅了し、いまだにフォーマットとして定着しているというのはスゴイことですよね。

逆にいえば、我々の耳やセンスや好みは50年間、あまり進化していない(?)とも言えるかもしれません(笑)後に、エレクトにクスを駆使したギターシンセサイザーなど、未来を予感させる楽器も多数発明され、一時期話題になったりはするものの、どれもギター構造の新しい主流として定着することはなく、結局は原点に戻ってきます。

ギタリストというのはとてもアナログで保守的な生き物なのかもしれませんね。

1960~70年代はビートルズの台頭など、ポピュラー音楽の最盛期でもあり、ロック、ジャズ、フォーク、カントリー、などなどジャンルを問わず、ギターという楽器が求められ、まさに一家に一台の必須アイテム。

ギターという楽器がもっとも人々に親しまれた時代とも言えるかもしれません。

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50年以上前に発明されたギブソン社のレスポールモデルは、いまだにエレキギターの代名詞。

というわけで、相当ざっくりとではありますが、ギターの歴史を振り返ってみました!

次回はその長い歴史の中で生まれた様々なギターの種類を紹介してみたいと思います!

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