初見力を鍛えるためのコツ4つ!

ピアノがある程度弾けるようになり、指もだんだんと思うように動かせるようになってきた。

そんな頃にオススメしたい練習法が「初見演奏」です。

その名の通り、初めて見た楽譜をその場で読んで、すぐに演奏するということです。

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初見練習法はごくシンプルです。

■まずは、自分が聴いたことも見たこともない、まったく知らない曲の譜面を用意します。

(曲の難易度は簡単なものからはじめましょう。)

■8~16小節くらいの曲なら30秒間ほど、時間を決めて、黙視します。

(その際、鍵盤に手は置かないでください。)

■黙視の時間がおわったら、さっそく弾き始めてください!

以上です。いかがでしょうか?

両手でいきなり弾く、というと難易度が高そうに思えますが、これに慣れると譜読みが格段に早くなり、1曲を仕上げるスピードが見違えるほどに変わります。

また、弾き語りをするとき・他の楽器と合わせるとき・誰かからリクエストを頂いて演奏するときなど、パッと合わせることが出来るので音楽の楽しみ方の幅がぐんと広がりますよ!

「でも、やっぱり難しそう・・」という方に、初見力を鍛える為の練習のコツを4つご紹介したいと思います。

☆曲の全体像をつかむ!

黙視の時間に、楽譜のどこに注目して見ましたか?

1小節目から順番に、(ド、レ、ミ・・)と1音ずつ読んでいくと最後までたどり着けないままタイムアウトになってしまいます。

最初に曲の拍子、調(#♭などのつく場所)、テンポをチェックしたら、全体の音の上下、運指の難しそうな場所はあるか、臨時記号、コード譜の場合は分かりづらいものがないかを見ていき、そこをまず始めに読みます。全部が譜読み出来なくても、難しい箇所の前に心の準備があるだけでも全く変わりますよ。

「木を見て森を見ず!」のごとく「音符を見て曲を見ず!」にならないよう、全体の曲の流れを俯瞰的にみるよう心がけましょう。

☆曲のテンポを変えない!

初心者の方に多いのですが、難しいところになると途端にテンポがゆっくりになり、得意なところになるとだんだんと早くなっていく事があります。それでは初見の練習になりませんし、人と合わせて音楽を作ることが出来ません。テンポは必ず一定に保つようにしましょう。

弾いていると余裕がなくなり、どうしてもテンポ感が分からなくなってしまう場合もあるので、メトロノームを使ってテンポを保つようにしてください。

「この曲はちょっと難しいかも!」と思ったら、初めからゆっくりのテンポにしてスタートしましょう。

☆弾き直さない!

音や指番号など、もしも間違えてしまって思ったように弾けなくても、戻って弾き直さず、テンポに合わせて続けましょう。止まってはいけません。過ぎてしまったことは取り返せません。過去を悔やむより、今から進んでいく時間のことを考えましょう。

☆一歩先を読む!

今弾いている箇所の楽譜を見ていては流れに遅れてしまいます。常に、1小節、2小節先の音符を見ていてください。

次の展開を考えながら、逆算して今の指の動きを作っていきましょう。

今はの動きは次の未来に繋がっています!

以上です。

なんだか、最後の方は生き方ハウツー本のようになってしまいましたが(笑)、初見の練習はとにかくまずはメチャクチャになっても失敗してもいいので、止まらずに最後まで弾ききることです。

とにかく、1曲をテンポを保って止まらずに弾けるようにする。

毎日1曲でも初見の練習をしていくと、格段に譜読みのスピードが上がりますよ!

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さて、初見の練習はとても効果があり、音楽の現場でもとても重宝される技術ですが、少し気を付けたいことがあります。

それは、ミスをそのままにしても大体で合わせていくことに慣れてしまうことです。

音楽の流れを瞬時に掴むことはとても良いことなのですが、指使いや難しい箇所などを「流れでこなす」ことに慣れてしまうと、深く音楽を感じたり考えて練習したりすることが疎かになってしまいます。

日々の練習では、初見の練習もしつつ、1曲1曲を掘り下げて練習したり、指を動かすトレーニングなども一緒に続けてくださいね。

それでは、

Let’s enJOY  Music!!

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