超激安ギターってどうなの?~part.3~
北千住 ボーカルレッスン ・ ボイストレーニング ・ ギターウクレレ ・ 楽曲制作 ・アニソン ボカロレッスンの JOYミュージックスクールです!
こんにちは。
ギター ウクレレ/ 楽曲制作 / ピアノコース講師の潤一です。
今日はpart.2の続きです!!!
テーマは、そうッッ!!
超激安ギター(1万円以下)って実際どうなの??
というテーマですね。
Part.2では、激安ギターにありがちな問題点と、克服方法の中から、
「弦の交換について」や「弦高について」をお送りしましたッ!
そこで今日は続きとして、
「フレットまわり」や「ピックアップや電装系周りのことについて」ご紹介していきたいと思います!
まずは・・・、
フレット周り
激安なので、各パーツとことん安価な素材を使っているのは言うまでもないですが
私の印象では、フレットはかなり激安ギターの音や弾き心地に、影響を与えていると思います。
さすがにまだ実験したことはないですが、たとえば6800円のエレキギターに
3万円くらいかけて、腕の良い工房で、ばっちりフレットを打ち換えたら
それだけで、見違えるほど、弾き心地も音も変わると思いますよ。フレットだけでも。
かなり道楽的なお遊び実験ですけども(笑)
それと、もう一点、フレット関連で、激安ギターにありがちなのは、乾燥によってネックが痩せてしまったか
はたまた、そもそも仕上げが雑だったのか、ネックの両脇から、フレットの端っこが、飛び出してしまっている個体があります。
ネックを握ったまま、ローポジションからハイポジションまで、スーっと手を滑らせてみてください。
フレットの両端が手にあたる感じがあったら、それは「フレットバリ」と呼ばれるものです。
ずっと我慢して弾いていると、手の皮膚がガサガサになったり、ひどくなると血が出たりします(怖)
これも、まず購入時に気をつけたいところですが、かりに購入時にOKでも、乾燥によって生じたりはします。
【改善法】
フレットうち替えは、さすがに本体以上にお金がかかってしまうので現実的ではないですね(笑)
なので、ホームセンターなどで売っている金属みがき(ピカールとか)で表面を磨き上げるだけで、ずいぶん音も弾き心地も変わります。
要するに、パッと見ではわからないですが、フレットの表面がミクロレベルでガサついているんですね。
なのでチョーキングしても、いまいちスムーズじゃない、ガザっ、と引っかかる感じがあります。
研磨剤で磨き上げることでずいぶんスムーズになります。
行う時は、指板にピカールが付かないようにしっかりマスキングテープで覆ってくださいね。
フレットバリはちょっと初心者には怖い作業ですが、ネックからはみ出した部分を削ってしまいます。
フレット磨き同様、傷をつけたくない箇所はしっかりマスキングテープで保護し、はみ出たフレット端だけを削ります。
ヤスリは粗い番目で形を整えて、徐々に番目を上げて、仕上げていけば良いと思います。
そこそこハードル高い作業ではあります(笑)
ピックアップ&電装系周り
以上、チューニングと、フレット処理をしっかりやって、弦が良品であれば、まずまず楽器としては機能します。
腕次第では、聴き手には、高いギターをそんな変わらないじゃん、という音を出すことも可能です。
ここからは、プラスαというか、マニアックなこだわり、的な方向に向かっていきます。
エレキギターのピックアップは、出音に大きな影響を与えます。
高級な良いギターに関しては、やはり「木の鳴り」がとても重要で
ピックアップがサウンドの最重要なファクターだとは思いませんが
激安ギターは、もともと素材本来の良さ、というものが薄いので
ピックアップでとことんキャラ付けするのもアリです。
私の教えている生徒さんが、オークションで落とした3800円の激安ギターに
「リンディ―・フレーリン」という人気ブランドの高級ピックアップを付けてきたことがありました。
素材の安さはしっかり残りますが、高音域のきらびやかさや倍音の豊かさは
きちんと「フレーリン」の音になっていました。
「EMG」のようなメタル系に向いた、キャラの強いピックアップなども、明確な違いが得られると思います。
劇的な違いを得たいなら、そういう極端なものを付けた方がわかりやすいと思いますね。
ボリュームポッドやコンデンサを変えてみるのも楽しいですね。
あとは、ノイズが多い、という場合は、銅箔や電動塗料で、シールディング加工をしてみるとか。
まとめ
というわけで、激安ギターというのは、実は意外に
中級者、上級者向けのおもちゃ、という要素も強いわけですね。
なので、自分で色々調べて出来そう、または、そういう事が出来る人が周囲にいる、とかだと
初心者の方にとっては安心ですね。
しかしながら、そうは言いつつも
最初は、そういった細かいことは、そもそも気がつかないものなので(笑)
細かいことは気にせず、ガンガン弾いて楽しむのも正解です!
徐々に「なんか弾きにくいような?」と気がついてきたら、今日あげたような事を色々トライしてみましょう!
「もっと知りたい!!」という方はぜひレッスンにて!!
それでは今日も、Let's enJOY!!
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